パンダが何歳まで生きるのか、考えたことはあるでしょうか。
多くの動物と同じように、飼育下のパンダは野生と比べて長生きします。
どれほど違いがあるのか、見てみましょう。
野生での寿命は15~20年
パンダは何歳まで生きるの?
野生での寿命は15~20年だよ。
野生のパンダの寿命は、15~20年ほどと考えられています。
飼育下のパンダは野生と比べて長生きで、30年以上生きることがあります。
動物園などにいる飼育下のパンダは、食事や健康を管理されているため、病気になる可能性が比較的低いことが要因です。
飼育下だと野生より長生きするのか~。
世界最高齢のパンダは38歳
歴代最高齢のパンダは、38歳まで生きたよ。
30歳を超えれば長生きといわれるパンダですが、中には40歳近くまで生きるパンダもいます。
香港の動物園で飼育されていた佳佳(ジアジア)は38歳まで生き、世界最高齢のパンダとしてギネス世界記録に登録されました。
この年齢は、人間でいうと100歳以上といわれています。
残念ながら2016年に亡くなりましたが、これからも記録を塗り替えて長生きするパンダが生まれてくるかもしれません。
ちなみに、日本で最も長生きしたパンダは、2023年2月まで和歌山のアドベンチャーワールドにいた永明(エイメイ)です。
永明は2022年に30歳の誕生日を迎えました。
生まれてすぐに死亡リスクがある
パンダは長生きするんだね。
むしろ、生まれてすぐに危険があるよ。
飼育下では30年以上生きることがあるパンダですが、最も死亡リスクが高いのは赤ちゃんの時です。
生まれたばかりのパンダは、100~150gほどの大きさです。
肺炎になったり母親に踏みつぶされたりする危険にさらされていて、しばらく予断を許さない期間が続きます。
また、パンダは双子が生まれることの多い動物ですが、野生では母親がどちらか片方しか育てないため、選ばれなかった赤ちゃんは死亡してしまいます。
パンダの赤ちゃんは、死亡リスクが高いんだね。
まとめ
・野生での寿命は15~20年
・飼育下では30年以上生きることがある
・世界最高齢のパンダは38歳まで生きた
・赤ちゃんは死亡リスクが高い
飼育下では、野生より長生きするよ。