
今回紹介するのは、現在中国で暮らすシャンシャンのファンブック。
通常の写真集とは異なり、文章の内容も充実していて読み応えもばっちりです。
気になる方は、本書の内容やレビューをご覧ください!
概要

タイトル | 日本&中国で愛されるお姫さま 熊猫シャンシャン |
価格 | 2750円(税込) |
発売日 | 2025年3月26日 |
著者 | 何建(著)/ 周孟棋・高氏貴博・鄧頤深(撮影) |
出版社 | 行知学園 |
2024年に中国で出版された、シャンシャンのファンブック『熊猫香香』の日本語訳バージョンです。
シャンシャンの誕生から中国での暮らしまでが文章でつづられており、さらには「毎日パンダ」の高氏貴博さんや、パンダカメラマンである周孟棋さんへのインタビューも掲載されています。
シャンシャンのすべてが詰まった決定版となっているため、シャンシャンファンはぜひご確認ください!

シャンシャンのファンブックだよ。
内容
第1章 スターファミリー
第2章 ピンクの赤ちゃんが生まれたよ
第3章 命名“シャンシャン”
第4章 初めての一般公開
第5章 誕生日パーティーは盛大に
第6章 元気でね、シャンシャン!
第7章 中国でのハッピーライフ インタビュー:趙蘭蘭さん
第8章 シャンシャンはわが子同然 インタビュー:「毎日パンダ」運営 高氏貴博さん
第9章 パンダの故郷に暮らす幸せ インタビュー:周孟棋さん
第10章 パンダと日本人
付録 海外にいるパンダ一覧

インタビューも豊富だね。
レビュー

海外にいるパンダがわかる付録も必見だよ。
本書は、高田の馬場で行われたイベント「大パンダ展」を通して存在を知りました。
私がイベントに足を運んだタイミングではまだ発売前でしたが、後日入手して読んでみると、シャンシャン愛が詰まった期待通りの1冊でした。
シャンシャンの誕生から中国での暮らしまでがまとめられており、シャンシャンファンは必読の内容といっても過言ではありません。
シャンシャンの話のほかに、私が興味深く感じたのは、巻末に付録として収録されている「海外にいるパンダ一覧」です。
この一覧には中国以外の地域で暮らしているパンダの名前が表でまとめられているのですが、最新の情報とは異なる箇所がいくつかあるのです。
これは中国でこのファンブックが発売されてから、翻訳版が日本で刊行されるまでの約1年の期間で、海外のパンダ事情が大きく変化したことを意味します。
日本のパンダだけに絞っても、この期間に上野動物園のリーリーとシンシンは中国に返還されましたし、王子動物園のタンタンは死亡しました。
世界的にも、アメリカのアトランタ動物園にいた4頭や、韓国のエバーランドにいたフーバオなど、多くのパンダが中国に返還されています。
シャンシャンの話からは逸れますが、本書を読んで期せずして、諸外国のパンダ事情が転換期を迎えていることを感じました。
まとめ
・シャンシャンのファンブック
・中国で発売された書籍の翻訳版
・高氏貴博さんや周孟棋さんのインタビュー
・海外にいるパンダ一覧

シャンシャンのことがわかる決定版!