中国では、繁殖させたパンダを野生に戻す取り組みがおこなわれています。
本書はそんな重要プロジェクトに迫った、ドキュメンタリー写真集です。
パンダの保護活動、その最前線を見てみましょう。
概要
タイトル | Panda Love~知られざるパンダの世界~ |
価格 | 2750円(税込) |
発売日 | 2019年7月16日 |
著者 | エイミー・ビターリ |
出版社 | 産業編集センター |
著者のエイミー・ビターリは、写真家、映画監督として100以上の国を訪問してきました。
本書は中国にある数か所のパンダ基地に足を運び、保護活動に3年間密着した結果、生まれたものです。
絶滅の危機に瀕しているパンダですが、それを回避するためにどのような取り組みがされているのかは、あまり知られていません。
パンダの本場、中国での野生化プロジェクトの様子を覗いてみましょう。
3年間の密着取材の記録だよ。
内容
中国・四川省。絶滅の危機にあるジャイアント・パンダを守る飼育員たちと、その交流をとらえた、感動のフォト・ドキュメント。「ナショナル・ジオグラフィック」誌写真家による、3年にわたる密着の記録。
(出典:紀伊國屋書店ウェブストア)
中国での保護活動に迫っているよ。
レビュー
パンダの野生化プロジェクトに密着!
トミーです。
本書は一般的な写真集と比べて、サイズが大きく分厚い装丁になっています。
3年間の密着で撮影された貴重な写真からは、現場での臨場感が伝わってきます。
飼育員がパンダの着ぐるみを着ている様子は見たことがありましたが、野生化プロジェクトの内容はそれだけではありません。
ヒョウの剥製と録音した音声を使って、パンダの危機管理能力を調べ、野生に戻すかどうかをジャッジするというのは、初めて知りました。
日本では見られないパンダの姿だよ。
個人的にお気に入りの写真は、地元の子供たちが生後6か月のパンダと交流している場面です。
幼稚園くらいの子供たちが笑顔でパンダと触れ合っている姿は、日本では見られません。
「自分もこのくらいパンダに近づきたい!」と、羨ましく思いました。
動物園のパンダを写した写真集が多い中、こうした活動の記録が1冊の本になっているのは、非常に価値が高いのではないでしょうか。
まとめ
・3年間の密着記録
・野生化プロジェクトの様子
・中国のパンダ基地
・保護活動の最前線
中国での保護活動を見てみよう。