上野動物園で生まれ育ったシャンシャンは、2022年に中国へ返還されます。
本書は多くの人から愛されたシャンシャンの愛蔵版写真集です。
かわいらしい写真とともに、これまでの思い出を振り返ってみましょう。
概要
タイトル | ずっとだいすきシャンシャン |
価格 | 1870円(税込) |
発売日 | 2020年11月20日 |
著者 | 日本パンダ保護協会(編集) |
出版社 | 朝日新聞出版 |
当初シャンシャンが中国へ返還される予定だった2020年刊行の、愛蔵版写真集です。
誕生から3年半の様子を、写真とともに振り返ります。
編集は、パンダの保護活動をしている日本パンダ保護協会。
臥龍保護センターの取材を通して、現地スタッフのインタビューや幼少期のリーリーとシンシンの写真などが収録されています。
シャンシャンの成長を振り返ろう!
内容
シャンシャン誕生 1/548のものがたり
体重147グラム 小さな小さな赤ちゃん
すくすく、6ヵ月。はじめましてのごあいさつです。
もっと知りたい① 体重でみる シャンシャン、成長の記録
生後8ヵ月。冬の寒さに大はしゃぎ。
もっと知りたい② パンダ担当記者イチ押し 「このニュースが熱かった!」
1歳のお誕生日 プレゼントはハンモック
1歳半になり、母親から離れてもうすぐ独り立ち
もっと知りたい③ 「帰るのはすごく寂しい。でも、シャンシャンの幸せのため」
もう2歳!おとなに一歩、近づきました
3歳を迎え、いよいよ旅立ち
四川省にある一大拠点 中国パンダ保護研究センターへ
もっと知りたい④ 故郷・中国で始まるシャンシャンの新しい暮らし
コラムも充実しているよ。
レビュー
シャンシャンの3年半の成長記録だよ。
トミーです。
今回は数年前に出版された、シャンシャンの写真集をレビューします。
写真とともに振り返る成長記録と、上野動物園の園長のインタビューから、シャンシャンが多くの人に愛されて育ってきたと伝わってきます。
また、臥龍保護センターのスタッフが、シャンシャンが返還された後にどのようなスケジュールを送るのか紹介していたのが印象的でした。
シャンシャンが上野からいなくなるのは寂しいですが、本書を読めば中国での生活について少し不安がやわらぐかもしれません。
中国へ返還後のシャンシャンの生活を想像できるよ。
ご存知の通り、シャンシャンの中国への返還は2022年まで延長され、本書が出版されてから現在に至るまで、変わらず上野動物園で暮らしています。
そのため、最新のシャンシャンの姿をカバーできていないのが正直なところですが、それでも手に取る価値のある1冊だと思います。
まとめ
・シャンシャンの3年半の成長記録
・上野動物園園長のインタビュー
・臥龍保護センターの生活
・幼少期のリーリーとシンシンの写真
シャンシャンの愛蔵版写真集だよ。