パンダといえば、体が白黒模様であることが特徴です。
白黒の模様がどのようなことに役立っているか、考えたことがあるでしょうか。
そもそもパンダの黒い部分はどこか、間違われることの多いしっぽが何色なのか、改めて確認してみましょう。
カモフラージュの役割がある
パンダはどうして白黒なの?
カモフラージュするためだよ。
パンダが白黒な理由については、諸説あります。
近年の研究では、カモフラージュの役割が大きいといわれています。
パンダの天敵は、同じ生息地にいるヒョウやジャッカルです。
動物園で見ると目立つパンダですが、自然の中では白黒模様が保護色として機能し、背景と同化しやすくなります。
白い部分は雪の多い場所で、黒い部分は森の中で姿を隠す時に有効に働きます。
パンダは冬眠しないため、雪の中でも森の中でも機能するカラーリングになったのでしょう。
敵から身を守るのに役立っているんだね。
仲間とのコミュニケーションに役立つ
パンダの白黒模様は、ほかにも様々な役割があるよ。
白黒模様はカモフラージュに役立っているほかに、仲間とのコミュニケーションに使われていると考えられています。
パンダはそれぞれの個体を、体の模様で識別しています。
どの個体でも白黒の位置は基本的に同じですが、パンダ同士では見分けられるのでしょう。
敵の動物や、ライバルのパンダを威嚇するのに役立っているという説もあります。
また、黒い部分は冷えやすい部位なので、体温が下がるのを防いでいるという説は、現在ではあまり支持されていません。
パンダのしっぽは白い
パンダのしっぽは何色だっけ?
しっぽは白いよ。
パンダの白黒の位置を正しく思い出せるでしょうか?
黒い部分は、耳、目の周り、胸周り、手足です。
勘違いされることが多いですが、しっぽは白いのが正解です。
ルネパンダやたれぱんだなど、しっぽが黒いキャラクターがいますが、実際のパンダとは異なっているので、間違えないようにしましょう。
パンダのしっぽは白いのか~。
まとめ
・白黒模様はカモフラージュに役立つ
・パンダは白黒模様で個体を識別している
・白黒模様は敵の動物への威嚇になっている
・パンダのしっぽは白い
白黒模様は、カモフラージュやコミュニケーションの機能があるよ。