リーリーは、上野動物園にいるお父さんパンダ。
シンシンとの間に、3頭の子供がいます。
上野に来て10年以上になる、リーリーの魅力を探ってみましょう。
リーリー(力力)のプロフィール
性別 | オス |
中国名 | 比力 |
誕生日 | 2005年8月16日 |
出生地 | 中国(旧臥龍基地) |
父母 | 父:霊霊 母:公主 |
居住地 | 上野動物園 |
上野動物園にいるパンダで、頭の先がとんがっているのが特徴。
シャンシャン、シャオシャオ、レイレイのお父さんです。
体重は140kg以上で、オスのパンダの中でも大柄な方。
中国で生まれた後、シンシンとともに上野動物園にやってきました。
2011年に中国から来日
しばらくパンダが不在だった上野動物園。
2010年に東京都と中国野生動物保護協会の間に「ジャイアントパンダ保護研究実施の協力協定書」が調印され、2頭のパンダが来ることになりました。
それが、リーリーとシンシンです。
2011年3月に来日記念式典が予定されていましたが、検疫などに時間がかかることから、1か月前倒しでの来日が決まりました。
来日直後に東日本大震災があったため、当初の予定であればリーリーとシンシンの来日は中止になっていたでしょう。
神経質な性格
普段はのんびりしていて穏やかなリーリーですが、聞きなれない音がすると敏感に反応するなど、神経質な一面があります。
初めて上野動物園にやってきた時は、慣れない環境からか、不安な鳴き声を発しながら室内を走り回っていました。
木登りが得意
成獣のパンダは幼獣と比べて、あまり木登りをしないといわれていますが、リーリーは木登りが得意です。
あまりに高い位置に登って、飼育員に心配されることもあります。
パンダ座りが苦手
足を前に出し腰から座る、通称パンダ座り。
リーリーはパンダ座りが苦手で、よく寝ながら竹を食べています。
中国にいる家族
リーリーの母親である公主(ゴンジュ)は、10頭以上の子供を育てたベテランパンダ。
公主から生まれたリーリーのきょうだいは、日本・オランダ・韓国と世界中に渡っています。
杭州野生動物世界にいるリーリーの双子の姉、麗麗(リーリー)は、美人でシャンシャンにそっくり。
ちなみに、リーリーは日本に来てからの名前で、中国名は比力(ビーリー)。
中国にいた頃は、お姉さんが「リーリー」と呼ばれていたので、最初は戸惑っていたかもしれません。
【体験談】リーリーの思い出
リーリーの思い出を聞いてみよう!
Kさん(東京都在住/40代/女性)の思い出
私とリーリーとの「本当の出会い」は2018年の冬になります。
当時九州に住んでいた私は、シャンシャンの誕生からすぐにパンダ好きになり、毎日シャンシャンのLIVE配信を見ながら過ごしていました。
そんな折、上野動物園からシャンシャンがママのシンシンから親離れするというアナウンスがありました。
そこで私は、一度は親子が揃っているところを間近で見たいと思い、主人を連れて東京パンダ旅を決行。
上野動物園に到着しドキドキしながら入園すると、いきなりパンダ観覧90分待ちの洗礼を受けることに。
恒例のことなのでわかってはいたのですが、実際に列に並ぶと、やっぱり大変です。
ようやく入ったパンダ舎で念願のシンシン・シャンシャンのツーショットを見ることができましたが、本題はここからです。
パンダ舎で最後(出口付近)に見られるのはリーリーだったのですが、そこは親子パンダ列とは違い順路はなく、広くとられた通路で自由に観覧できました。
折角なので立ち止まり見ていると、竹を折り、笹を食べ、やぐらに登り、リーリーが意外にも動くことに気づきます。
そしてやぐら奥の大木を見上げ、グングン登っていきました。
10m弱は登ったでしょうか。
その時私はシンシン・シャンシャンではなく、リーリーのファンになったのです。
東京パンダ旅から半年後、いろいろありましたがパンダのためだけに上京してしまった私と主人(道連れ)。
今は新しいパンダ舎でくつろぐリーリーを、新しく購入した一眼レフで撮影しまくっています。
たとえリーリーの目の前の列が埋まっていても、私には関係ありません。
誰もいない反対側で1人ポツンと15分、30分、1時間と、私の目の前に来てくれることを信じて、じっと待っています。
現在のパンダ舎には大木がなく、木登りリーリーが見られないのが残念ですが、それでも週3で通う楽しいパンダ生活を満喫している私です。
上野動物園で見られるパンダは?
上野動物園には、現在リーリーを含め4頭のパンダが飼育されています。
リーリー以外のパンダについて知りたいと思ったら、次の記事を見てみましょう。
まとめ
・2011年に来日
・神経質な性格
・木登りが得意
・パンダ座りが苦手
リーリーは上野動物園にいるよ。