【レビュー】知らなかった!パンダ

【レビュー】知らなかった!パンダ

和歌山県のアドベンチャーワールドは、日本で最も多くのパンダの飼育実績を誇ります。

そんなアドベンチャーワールドのパンダチームが、飼育スタッフしか知らないエピソードを盛り込んだパンダ本を作ってくれました。

パンダの生態やトリビアも知れる、素敵な一冊です。

概要

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タイトル知らなかった!パンダ アドベンチャーワールドが29年で20頭を育てたから知っているひみつ
価格1595円(税込)
発売日2023年1月18日
著者アドベンチャーワールド「パンダチーム」
出版社新潮社

本のタイトルにもある通り、29年の間に20頭ものパンダを育ててきたアドベンチャーワールド

その飼育スタッフだから知っている、とっておきのエピソードやパンダのトリビアが満載の一冊です。

これを読めば、パンダに会いに行きたくなること間違いなしです。

トミー
トミー

誰かに話したくなる内容がいっぱい!

内容

PART1 生態
白と黒にはわけがある
十頭十色
パンダを守れ!――絶滅危惧種からの復活
パンダが見ている世界
実は「危険動物」なんです
先祖は肉食!竹が主食になったワケ
竹を食べたらこうなった――パンダならではの特徴
一日中、ほぼ食べて寝ている生活
飼育スタッフの仕事
パンダを生物の分類でいうと?

PART2 パンダファミリー
お父さんパンダ・永明①――16頭の子だくさん
お父さんパンダ・永明②――人間でいうと90歳!
二代つづくグレートマザー
10頭を育てたベテランお母さん・良浜
2歳までにひとり立ちして単独で暮らす
活動的なのは朝――パンダの行動あれこれ
ずっといてほしいけど、未来のために――中国に旅立ったパンダたち
白浜で会える娘たち

PART3 繁殖
チャンスは1年で2~3日だけ!
春に発情するのにはわけがある
永明が子だくさんのひみつ
大家族の誕生
パンダの赤ちゃんはなぜあんなに未熟で生まれてくるのか
赤ちゃんは水筒をもって生まれてくる
緊張の1週間――がんばれ赤ちゃん!
野生での双子育児がむずかしいわけ
「入れ替え保育」にする理由

PART4 まだまだあります!パンダ・トリビア
健康のバロメーター
名物・パンダ座りができるのは、体が柔らかいから
鳴き声いろいろ
げっぷにくしゃみ、寝言も言います
パンダの赤ちゃんの平熱は?――体調管理は怠りなく

PART5 パンダをめぐるサステイナブルなお話
竹を食べてくれたおかげで今、パンダに会える
「パンダバンブープロジェクト」
ブリーディングローン
動物園の役割――「種の保存」
動物たちから学ぶ

【コラム】
過去一番小さく生まれた彩浜、日本人スタッフだけで取り上げた楓浜

エマ
エマ

知らないことがたくさんありそうだね。

レビュー

トミー
トミー

パンダのエピソードが盛りだくさん。

トミーです。

本書には、アドベンチャーワールドのスタッフによる、パンダと長年関わってきたからこそのエピソードが豊富に詰まっていました。

私はこのようなパンダブログを運営していますが、どんなにパンダが好きだといっても実際に飼育しているスタッフには知識量でかないません。

たとえば「楓浜が1歳の時にスタッフにじゃれつき、腕に爪を立ててミミズ腫れにさせた」というエピソードは、直接パンダとコミュニケーションをとれる立場でなければ経験しようのない話です。

一冊を読み終える頃には、アドベンチャーワールドのスタッフがどのようにパンダに向き合っているのかが自然に伝わってきました。

パンダの生態やトリビアを紹介する本はたくさんありますが、それにくわえて飼育スタッフ独自の視点が取り入れられているのは、本書の大きな魅力だと思います。

まとめ

・パンダの生態やトリビアが満載
・アドベンチャーワールドの歴史
・飼育スタッフだけが知っている話
・浜家のパンダたちの誕生秘話

トミー
トミー

アドベンチャーワールドを通してパンダを知ろう!

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