パンダが転がっている姿を見たことあるでしょうか。
パンダはでんぐり返しが得意な動物です。
転がることには一体どのような理由があるのか、詳しく解説します。
パンダはでんぐり返しが得意
パンダはでんぐり返しが得意です。
動画などを見ていると、パンダが転がっている様子を目にすることがあるでしょう。
幼獣から成獣まで、前後左右に転がります。
パンダはでんぐり返しが得意だよ。
感情がたかぶると転がる
なぜパンダが転がるのか、明確な理由は判明していません。
ただ、感情がたかぶった時に転がることが多いようです。
パンダはその時の様々な感情を、転がることで表現しています。
でんぐり返しを見ていると、パンダの気持ちが伝わってくるでしょう。
パンダの感情を読み取ってみよう!
楽しんでいる
パンダは遊ぶのが好きな動物です。
でんぐり返しをすることで、純粋に楽しんでいるのでしょう。
坂道や雪の上ではしゃいでいる姿は、頻繁に見られます。
怒っている
パンダはストレスを抱えた時に転がる場合があります。
激しく動いて、イライラした気持ちを発散させているのかもしれません。
動画では、おもちゃを撤去されて怒っているパンダをとらえています。
かまってほしい
パンダはかまってほしい相手に対して、転がってアピールします。
動物園の飼育員やほかのパンダの気を引こうと、でんぐり返しをします。
馬糞の上で転がる
野生のパンダは、馬糞の上で転がって全身に塗りたくることがあります。
この奇行の原因は謎に包まれていましたが、2020年に発表された論文によると、寒さを軽減させるための行動のようです。
パンダが転がる馬糞は、排出してから10日以内のものに限られます。
新鮮な馬糞にはカリオフィレンという物質が含まれ、動物が感じる寒さを軽減させる効果があります。
パンダが馬糞の上を転がる様子が確認されたのは、11月~4月の15℃を下回る日。
そのことから、寒さをしのぐための行動と見て間違いないでしょう。
寒さをしのぐために体に馬糞を塗るよ。
(出典:PNAS)
まとめ
・でんぐり返しが得意
・転がって感情を表現する
・楽しい時、怒っている時、かまってほしい時
・寒さをしのぐために馬糞の上を転がる
感情がたかぶると転がるよ。